2011/02/20

映画『穴』を観たこと

あー、テレビでなのだけど面白かったので。タイトルだけ見てニック・ハムさん監督のかと思ったけど、まったく別の話でアンドリュー・デイヴィスさんの方。

先祖代々呪われた家系の少年、スタンリー・イェルナッツ4世君、無実の罪で更生キャンプに送られて、炎天下の荒野で毎日ひたすら穴掘らされて、キャンプで仲良くなったみなし子ゼロ君と脱走して山登りして呪いを解いて、キャンプに戻ってまた穴を掘ってお宝を見つけて一攫千金という運命の話。

作品ではスタンリー君の運命の話を見せつつ、その原因であるスタンリー君の高祖父(だったかな?)エリヤ・イェルナッツとマダム・ゼローニの話、女教師キャサリン・バーロウとサムの話を絡ませてくるあたりの組み立て方が楽しかった。スタンリー君の境遇と施設の慣習に囚われないあたりは、ほんのちょっと『ショーシャンクの空に』のアンディを連想したりもした。地味にじわりと面白い。